「この作品が"遺作"だと思って毎回作っている」
もし明日不慮の事故で亡くなったとして、今日納品した曲は遺作となってもいいか?
今日納品したミックス音源が遺作となってもいいか?
クライアント様にはご満足いただけたか?
クライアント様のファンの反応は…?
…クライアント様も喜んでいただけたし、ファンの方たちも楽しんでいるみたい…
なら、明日死んでも悔いはないな。
毎回、そんなことを思いながら制作と向き合っています。
「重たくて暗い作曲家だな…」
と思われるかもしれません。
私もそう思います(笑)
でも、いつか命が終わった時、後悔は少しでも減らしておきたいのです。
ハシマミ
鹿児島生まれ神奈川育ち、芋焼酎をこよなく愛するアラフォーです。
30歳の誕生日を機に(2017年)「音楽を仕事にする!」と決め、クラウドソーシングサイトなどで活動。
2019年、松岡充さん主演の舞台「絶唱サロメ」の一部劇伴担当をしたのを皮切りに、BGM制作劇伴作曲など多数ご依頼をいただくようになり、2021年にフリーランスに。
好きなもの >芋焼酎、ホラー作品、くまのプーさん、ゲーム・アニメ、昭和歌謡曲、音楽に関すること全般
制作事例一部
ビジョン
あなたの作品にひとかけらのプラス
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『この動画のこのシーンにぴったりのBGMがあれば何か変わるかも…』
『せっかく考えた物語…劇伴があればもっと良くなるかな?』
『自分の歌や曲に合うミックスだったら、もっとたくさんの人におすすめできるのに…』
など…
作品を作るうえで、このようなお悩みを持った事はございませんか?「なんだか未完成のパズルのような、1ピースが足りない…」
音カケラは、あなたの大切な作品に「音」でその1ピースを補えればと考えております。音楽の持つ力であなたの作品がさらに魅力的になるよう、ほんの少し…ほんのひとカケラ…お手伝いができれば幸いです。
経歴
運命の出会い
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6歳からクラシックピアノを習い始め、高校時代にバンドに誘われ、そこから私の演奏活動が始まりました。Popsのピアノはクラシックピアノとは違い、最初はとても戸惑いました。
まず、コードの呼び方。属七和音がC7というのか…ここから覚えていった。
カバーバンドだったのでスコアや音源さえあれば弾けていたけど、シンセサイザーの音色の作り方がわからない…。キーボードマガジンやら、キーボードが居るアーティストのMVを見まくって研究。
そこで一番心を打たれたのが『Janne Da Arc』のキーボーディスト【Kiyo】さん。本当に憧れていました。一度だけ、X上でライブ前に励ましのお言葉をいただいたこともあります(何で解散しちゃったの…)
ありがたいことに、バンドやユニットメンバーには重宝されました。
高校時代も何度かライブに参加して、そこで運命の出会いをしました。それが、
P A 卓
ライブハウスの後ろ側にある、たくさんのボタンがついた大きな機械。「…何あれ…面白そう!」
ということで高校卒業後、音響の専門学校に入学。
PAエンジニアになりたかったのですが、体験入学でレコーディングエンジニアの存在を知り興味を持ちました。
《PAはまさにライブ、その場のみの音作り。レコーディングは一生残る音作り》
私は「一生残る音作りがしたい」と思い、レコーディングエンジニアを目指しました。
レコーディングスタジオに勤めるべく2年生から就活をしていましたが、当時女性はアシスタントエンジニアではなく受付ブッキングスタッフとして取っているスタジオが多く、卒業までに就職が決まらずそのまま同専門学校の教員アシスタントとして就職しました。
挫折
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教員アシスタント時代はとにかく忙しく、ピアノを練習する暇もバンド活動をする暇もなかったため演奏活動はずっとお休みをしていましたが、教員アシスタントの契約満期が近くなり、再びレコーディングスタジオの面接をいくつか受けてみるも、やはり「受付スタッフをお願いしたい」と。
「これからどうしよう…」と思っていた頃、またバンドに誘われ演奏活動を再開することとなり「ピアノ演奏で食っていきたい」とアルバイトをしつつ活動を続けることにしました。
しかし、いつまで経っても鳴かず飛ばず。
私は本当に演奏で食っていきたかった。でも、バンドもユニットも本気でやるには自分だけではどうにもならない。メンバーとの温度差に悩みました。
ひとつのバンド・ユニットに拘らず、ひとりで活動できるサポートミュージシャンになろうか…。
そんな最中、ユニットでのライブにてひとりのピアニストと出会いました。私と同じく歌の伴奏をしている男性。
リハーサルの時、私は驚愕しました。ライブ会場に置いてあるアップライトピアノ。彼も私も同じものを弾いている。なのに、彼の弾く音は私の音とは全然違った。同じピアノを弾いているのに、とてもふくよかでピアノ本来の音を出している。
それから何度かライブハウスで共演し話をしていくうちに、彼は歌の伴奏サポートだけで仕事が成り立っていると話してくれました。
その時、私は演奏で食っていく道を諦めました。「私には演奏だけでやっていくピアノの音は出せない」と思ったのです。
一念発起
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…気付けば30歳目前。これからの人生、このままでいいのか?」長い間、自問自答したと思います。
そして2017年、30歳の誕生日をきっかけに「人生一度きりだ。やっぱり音楽を仕事にしよう」と一念発起。
ピアノ・専門学校で学んだ知識を活かし、ピアノ伴奏や演奏の音源提供・歌ってみたのミックスマスタリングなどをクラウドソーシングサイト「ココナラ」で開始。
バンド・ユニットの活動では作曲の経験はほとんどなかったのですが、縁あって同年にアマチュアの映画監督から劇伴制作のお願いをされ、BGM制作/劇伴作曲の魅力に取り憑かれ積極的に制作を開始。
2019年、松岡充さん主演の舞台「絶唱サロメ」の一部劇伴制作をさせていただいたのを皮切りに、ゲーム・TOKYO MX放送ドラマのBGM制作、映画などで楽曲を使用されるようになり、そこからありがたいことに個人様・法人様より定期的にご依頼をいただくようになりました。
そして2021年8月、音楽のみで生活できる収入になったのでフリーランスになりました。
私には何もない
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「まさに、この作品・このキャラクターのための楽曲です」
「ホラー系の楽曲なのに、美しさがあります」
「ハシマミさんの楽曲で、さらにストーリーの展開が広がりました」
「対応も制作も丁寧で、依頼して良かったです」
「ピアノだけでこんなに叙情的な楽曲になるなんて…」
クライアント様からこれまでにいただいたお言葉の一部です。
私には何もありません。
音大で作曲をきちんと学んだわけでもないし、ピアノの経験もただ年数が長いだけ。
ですが、クライアント様とのコミュニケーション、そしてクライアント様の作品とのコミュニケーションを丁寧に行う…これだけは自負しています。
私には何もないけど、そうすることでクライアントさんやその作品に、私の中の音楽を引き出してもらっているんだと思っています。
納品物の完成度を一段でも高くするのは当たり前のこと。そうではなく、やり取りの過程や納品したその先のこと、クライアントさんのことをいつも考えています。
私の楽曲をクライアントさんに喜んでいただけたり、私の楽曲が作品に組み合わさる事でまた新しいアイディアがクライアントさんから生まれたら嬉しい。完成した作品に触れたファンの方たちにも喜んでいただけたら嬉しい…そんなことを思いながら、丁寧できめ細やかに制作することを心掛けております。