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フリーBGMってよく聞くけど、誰でも使えるの?どんなシーンで使うと効果的?フリーBGMを使うメリット・デメリットも知りたい!

YouTube動画やゲーム、映像作品の制作などで多く利用されるフリーBGM。作品作りを始めると、音楽が必要になってくると思います。

”フリー”というくらいだから、誰でも自由に使えるのでしょうか?また、フリーBGMを使うメリット・デメリットはあるのでしょうか?

ハシマミ

今回は【フリーBGM】について、YouTubeやフリーBGMサイトで200曲以上の楽曲を公開しているハシマミが解説していきます!

フリーBGMとは?

フリーBGMは著作権フリー、または一定条件のもと(クレジット表記や非商用利用など)で、無料や安価で利用できる音楽です。

音楽制作の専門知識がなくても誰でも手軽に利用できるので、多くのYouTuberさんや動画編集クリエイターさん、企業などが利用しています。

フリーBGMの種類と特徴

フリーBGMは、用途や提供形態によってさまざまな種類があります。

完全無料のBGM

個人利用・商用利用問わず無料で使えるBGMです。

著作権が完全に放棄されている「パブリックドメイン」のものや、無料公開されている楽曲がこれに該当します。

例:ゲーム内のBGMや、SNSへアップする動画BGMなど。

条件付きのフリーBGM

クレジット(BGM制作者の名前やサイトのリンクを記載)表記が必須だったり、一部の商用利用には追加料金が発生するなど、一定の条件が付く楽曲です。

例:「このBGMを使う場合は、YouTube動画説明欄などにリンクを貼ってください」等。

ロイヤリティフリーBGM

一度購入やライセンス契約をすれば、以降の利用に追加料金が発生しないBGMです。商用プロジェクトで使うことも可能です。

例:YouTube広告動画やアプリ内のBGMなど。

フリーBGMの活用方法

どんな場面で使うと効果的?

フリーBGMは、以下のような場面で多く利用されています。

1. 動画・映像コンテンツなど

YouTube動画やTikTok、映画作品などには欠かせないかと思います。例えば、Vlogやモーニングルーティーンなら爽やかなBGM、心霊スポット巡り動画やホラー映画なら不気味なBGMなど、シーンを引き立たせるように使います。

2. ゲームやアプリなど

インディーゲームの制作など、予算を抑えつつ高品質なBGMを取り入れたい場合。例えばゲームのタイトル画面や戦闘シーンなど、プレイヤーを没入させるにはBGMも重要になってきます。

3. ポッドキャストやラジオなど

オープニングやエンディングでリスナーの記憶に残るBGMを使用したり、トークテーマや自分の話し声の雰囲気にあったBGMを使用するなど、音声配信にもBGMは重要です。

4. イベント・プレゼンテーションなど

学校や社内行事、企業の紹介動画や展示スペースなど、他のイベントや他社のPRとは一味違うものにしたい場合に効果的です。

フリーBGMをもっと活かすテクニック

BGMを複数曲組み合わせる

同じ動画内で1,2曲を使い回すより、映像の場面ごとに複数のBGMを使うと、ストーリーにメリハリが生まれます。

簡単な編集を加える

音量調整やループ再生、エフェクト加工などをすることで、より作品に合う仕上がりになります。

楽器やテーマで統一感を出す

和風のゲームなら尺八や琴など、特定のジャンルに特化したBGMを選ぶとより作品に統一感が出ます。

フリーBGMのメリットとデメリット

さまざまな場面や用途で使える便利なフリーBGM。メリットは上記の項目でなんとなくお分かりいただけたかと思いますが、もう一度メリットについて、そしてデメリットについても書いていきたいと思います。

メリット

1. コストを抑えられる

フリーBGMは無料で利用できる場合が多いので、予算が限られている個人クリエイターさんや中小企業などにとっては非常に魅力的だと思います。

具体例

動画編集を始めたばかりのYouTuberが作曲家やプロのクリエイターにBGM依頼をする余裕がない場合、フリーBGMを利用して動画の完成度を高めたり、商用利用可能なフリーBGMであれば広告収益を得る動画やゲームにも活用できます。

2. 手軽に利用できる

オンラインで簡単にダウンロードでき、すぐに作品に利用できます。多くのフリーBGMサイトでは、カテゴリやタグ検索が充実しているので、目的に合った楽曲を見つけやすいのもポイントです。

具体例

「楽しい」「和風」「ホラー」など、感情やジャンルで検索をしてその場で試聴・ダウンロードが可能。特定の用途に特化したBGMをすぐに探せるので、「今日中に作品を公開したい!」など、公開を急ぐ場合、納期に余裕がない場合などにも重宝します。

3. 幅広いジャンルやシーンの雰囲気の楽曲がある

フリーBGMにはクラシック、ポップ、ジャズ、和風などさまざまなジャンルが揃っています。特定の楽器やテーマにこだわった楽曲も多く、アイデア次第でどんな作品にも対応可能です。

具体例

和風のゲームにぴったりの琴や尺八を使ったBGMを選んだり、ホラー映画用に不穏な雰囲気が漂うアンビエント音楽や、不気味な効果音が混ざった楽曲を選んだり。

4. インスピレーションを得られる

フリーBGMは作品作りのアイデアになることがあります。BGMを聴いて作品のシーンや演出が浮かぶクリエイターさんも多いようです。

具体例

私も、「ハシマミさんの楽曲からアイデアをもらいました。和風の「〇〇」というタイトルのBGMを聴いていた時に、ストーリーの展開が浮かびました」と言われたことがあります。とても嬉しかったです。

5. 著作権トラブルを回避しやすい

利用規約を守れば「著作権侵害」のリスクが低いです。特に、商用利用可のフリーBGMは安心して作品やプロジェクトに利用できます。

具体例

フリーBGMサイトで「商用利用OK」「クレジット不要」の楽曲を探せば、広告収益を得たい動画やアプリなどに利用できます。

【著作権】についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください

【譲渡?買取?】クライアントもクリエイターも知っておきたい!作曲を依頼する時の著作権について

デメリット

1. 独自性が失われる

フリーBGMは誰でも利用可能なため、他の作品と同じBGMが使われることがあります。そうすると、ご自身の作品が他と差別化しにくくなり、個性が出ない…なんてことも。

例えば、インディーゲームが好きなファンの方があなたのゲームをプレイしたとします。

この音楽、この間プレイした「〇〇」の戦闘シーンでも使われていたな。なんだかその印象が強くて、あまりこのゲームには合っていない気がする…

と、作品に対するイメージが下がってしまう、悲しい結果を招く事態になり得るかもしれません。

以前、YouTuberさんの体験談で、自分の動画を見た視聴者から、BGMが別のクリエイターの人気動画でも使われていて「聞いたことがある曲ばかりでした。あの人気動画の真似をしているの?」という声をもらったという方もいらっしゃったので、視聴者は音楽にもかなり注目していると思われます。

解決策

例えば、フリーBGMサイトにダウンロード数が表示されるのなら、ダウンロード数が少ない(=楽曲利用者が少ない)楽曲を選んだり、オリジナルBGM制作の依頼をするなど。

2. 作品の世界観やイメージに合わない場合がある

フリーBGMは汎用性を重視している楽曲が多いので、特定の作品やシーンに一致するとは限りません。音楽が世界観に合わないと、動画視聴者やゲームプレイヤーが没入できないこともあります。

そうなると、動画の視聴を途中でやめてしまったり、ゲームをプレイしない、次回作を追わない…など、ファンの心が離れていってしまう場合も…。

解決策

例えば、音量調整をして小さいボリュームで流す、編集を加える(編集の可否は利用規約を確認)など、ちょっとした工夫をしてみるのも良いかと思います。

3. 利用規約の確認が都度必要

何度も出てくる【利用規約】。フリーBGMサイトによっては、定期的に規約を見直していたり急に変更になる場合があるので、何度も利用しているサイトでもダウンロードをする前に再度規約を確認することが必要となります。

「個人利用は無料、商用利用は有料」と書かれているBGMを誤って広告動画に使ってしまい、BGM制作者とトラブルになった例もありますので、必ず確認が必要です。

解決策

必要ならライセンスを購入をする、また、わからないことがあればBGM制作者に直接連絡を取って確認をするのも良いでしょう。

4. 音質やクオリティのばらつき

フリーBGMはプロが制作したものも多いですが、中には音質が低いものやシンプルすぎて物足りない…という楽曲もあります。音質が悪いBGMはあなたの作品のクオリティやイメージを下げてしまう可能性もあります。

解決策

ダウンロード前の試聴は必ず行う、信頼性のあるフリーBGMサイトを利用するなど。

私のフリーBGMサイトではフルサイズでの試聴ができるようにしているのと、ファイル形式を明記するようにしています。(mp3/192kbps、WAV/16bit/44.1kHzなど)

【ファイル形式】についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください

【違いは?】WAVとかmp3とかよく聞くけど…なにが違う?

5. 編集スキルが必要なことも

BGMがそのままでは使いづらく、ループ処理や音量調整が必要になる場合があります。編集スキルがないとBGMの効果を引き出せなかったり、動画の編集ソフトの使い方がいまいち分からないと、BGMを調整するとこが難しくなります。

解決策

シンプルに使えるBGMを探し直すか、編集スキルを勉強するなど。ただ、これはご自身の作品を公開するまでに少々時間がかかりそうです…。

どうすれば作品に合ったBGMを探せる?

デメリットの項目にもあったように、特定の作品やシーンに一致するBGMは、ご自身で編集加工をしたり、根気強く探さないとなりません。

作品の公開日や納期に余裕があるのであれば、納得のいくBGMが見つかるまで探すのが良いですが、「そんなにBGM探しに時間がかけられない…」「もっと作品に合ったBGMが欲しい!」という方は、作曲家やプロのクリエイターにBGM制作依頼をするのが良いと思います。

オリジナルBGMは、あなたの作品の世界観やストーリー、キャラクターの感情などに合う楽曲を制作できるので、汎用的なフリーBGMでは得られない「オーダーメイド感」が作品をより一層引き立てます。

また、ひとつの作品をひとりのクリエイターに依頼することで、デメリットの項目にもあった「音質やクオリティのばらつき」も解消できます。

クリエイターが使用している機材や楽曲制作技術が統一されていることで、作品にもまとまりを持たせることができます。

著作権や楽曲の使用範囲・二次利用の権利もクリエイターとの間で取り決めることで、トラブルになることもありません。

あなたの作品を目にするファンの方にも、「特別感」「記憶に残る作品」と、好印象を与えることもできますよ!

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【BGM作曲依頼】イメージ通りに作ってもらうには?なにを伝えたらいい?

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毎月2名様限定で、特別価格で制作依頼を承っております

「音カケラ」では、お客様のご予算・ご要望に合わせてオリジナルのBGM/劇伴制作をいたします。

クリエイターは女性。音楽制作の依頼が初めての方でも安心してお取引きができるよう、女性ならではの視点できめ細やかに対応、お客様との丁寧なコミニュケーション、そしてお客様の作品とのコミュニュケーションも取ることを心掛けており、クライアント様もその作品に触れるファンの方たちにも喜んでいただけるよう尽力させていただきます。

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ハシマミ

音響専門学校卒・ピアノ歴31年、鹿児島生まれ神奈川育ち、芋焼酎をこよなく愛するアラフォー。

30歳の誕生日を機に(2017年)「音楽を仕事にする!」と決め、クラウドソーシングサイトなどで活動。

2019年、松岡充さん主演の舞台「絶唱サロメ」の一部劇伴担当をしたのを皮切りに、BGM制作劇伴作曲など多数ご依頼をいただくようになり、2021年にフリーランスに。

好きなもの >芋焼酎、ホラー作品、くまのプーさん、ゲーム・アニメ、昭和歌謡曲、音楽に関すること全般

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